2021.01/20 [Wed]
信じること
中小企業のトップになって約20年、若手経営者団体の会長職もいつくか歴任してきた中でふと感じることがあります。
人間関係において最も大切なことの一つとして「信じる」ということが大前提にあると思うんですよね。
じゃあ、この信じるってどういうことなんだろ??
と考えてもなかなか自分の中で明確な答えが出せずに今日を迎えていました。
そんな中、昨年の秋くらいでしょうか・・。
出勤時の車の中でテレビを見ていた時、ちょうど公開日を迎えた「星の子」という映画の完成報告会で主演の芦田愛菜ちゃんがインタビュアーの質問に対する答えが衝撃的だったことを思い出しました。
記者)芦田さんにとって「信じる」こととは?
以下全文です。
「『その人のことを信じようと思います』っていう言葉ってけっこう使うと思うんですけど、『それがどういう意味なんだろう』って考えたときに、その人自身を信じているのではなくて、『自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに期待してしまっていることなのかな』と感じて」
「だからこそ人は『裏切られた』とか、『期待していたのに』とか言うけれど、別にそれは、『その人が裏切った』とかいうわけではなくて、『その人の見えなかった部分が見えただけ』であって、その見えなかった部分が見えたときに『それもその人なんだ』と受け止められる、『揺るがない自分がいる』というのが『信じられることなのかな』って思ったんですけど」
「でも、その揺るがない自分の軸を持つのは凄く難しいじゃないですか。だからこそ人は『信じる』って口に出して、不安な自分がいるからこそ、成功した自分だったりとか、理想の人物像だったりにすがりたいんじゃないかと思いました」
何ですか!この見事な答えは!!
これ以上も以下もない、100%パーフェクトな回答を、当時若干16歳の女の子の口から発せられたことに驚きを隠せませんでした。
裏切られたとか期待していたというのは、別にその人が裏切ったわけではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。
見えなかった部分が見えたときに、それもその人なんだと受け止められることができる、揺るがない自分がいること。
ただ、揺るがない軸を持つことは難しい。
だからこそ人は『信じる』と口に出して、成功したい自分や理想の人物像にすがりたいんじゃないか。
マルマルモリモリ♪を鈴木福くんと歌いながら、「あしだ まな だよ!」といってた頃の愛菜ちゃんとは一切違う、女優 芦田愛菜の人間的な魅力、哲学的にモノを考えられる視点、想いを言葉に変換できる言語能力、そしてそれらを踏まえ大人の階段を見事なまでに上っていっている彼女のことを一瞬で尊敬の眼差しで見るようになってしまいました。
社員さんや家族に対しても同様だと思うんです。
ついつい期待してしまうから、自分の理想像を勝手に押し付けてしまって、その結果イライラしたり、不平不満を口に出してしまうことがよくあります。
自分の感情に任せて、いわなくてもいい余計な一言をいってしまい、後から自己嫌悪に陥ることって誰だって経験したことがあるのではないのでしょうか・・。
この芦田愛菜ちゃんのコメントは、正味1分くらいの時間だったと思うのですが、今でも忘れることができません。
人それぞれの個性を理解し、それもその人なんだ、と揺るがない自分がいる。
そんな男になりたいものです。
人間関係において最も大切なことの一つとして「信じる」ということが大前提にあると思うんですよね。
じゃあ、この信じるってどういうことなんだろ??
と考えてもなかなか自分の中で明確な答えが出せずに今日を迎えていました。
そんな中、昨年の秋くらいでしょうか・・。
出勤時の車の中でテレビを見ていた時、ちょうど公開日を迎えた「星の子」という映画の完成報告会で主演の芦田愛菜ちゃんがインタビュアーの質問に対する答えが衝撃的だったことを思い出しました。
記者)芦田さんにとって「信じる」こととは?
以下全文です。
「『その人のことを信じようと思います』っていう言葉ってけっこう使うと思うんですけど、『それがどういう意味なんだろう』って考えたときに、その人自身を信じているのではなくて、『自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに期待してしまっていることなのかな』と感じて」
「だからこそ人は『裏切られた』とか、『期待していたのに』とか言うけれど、別にそれは、『その人が裏切った』とかいうわけではなくて、『その人の見えなかった部分が見えただけ』であって、その見えなかった部分が見えたときに『それもその人なんだ』と受け止められる、『揺るがない自分がいる』というのが『信じられることなのかな』って思ったんですけど」
「でも、その揺るがない自分の軸を持つのは凄く難しいじゃないですか。だからこそ人は『信じる』って口に出して、不安な自分がいるからこそ、成功した自分だったりとか、理想の人物像だったりにすがりたいんじゃないかと思いました」
何ですか!この見事な答えは!!
これ以上も以下もない、100%パーフェクトな回答を、当時若干16歳の女の子の口から発せられたことに驚きを隠せませんでした。
裏切られたとか期待していたというのは、別にその人が裏切ったわけではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。
見えなかった部分が見えたときに、それもその人なんだと受け止められることができる、揺るがない自分がいること。
ただ、揺るがない軸を持つことは難しい。
だからこそ人は『信じる』と口に出して、成功したい自分や理想の人物像にすがりたいんじゃないか。
マルマルモリモリ♪を鈴木福くんと歌いながら、「あしだ まな だよ!」といってた頃の愛菜ちゃんとは一切違う、女優 芦田愛菜の人間的な魅力、哲学的にモノを考えられる視点、想いを言葉に変換できる言語能力、そしてそれらを踏まえ大人の階段を見事なまでに上っていっている彼女のことを一瞬で尊敬の眼差しで見るようになってしまいました。
社員さんや家族に対しても同様だと思うんです。
ついつい期待してしまうから、自分の理想像を勝手に押し付けてしまって、その結果イライラしたり、不平不満を口に出してしまうことがよくあります。
自分の感情に任せて、いわなくてもいい余計な一言をいってしまい、後から自己嫌悪に陥ることって誰だって経験したことがあるのではないのでしょうか・・。
この芦田愛菜ちゃんのコメントは、正味1分くらいの時間だったと思うのですが、今でも忘れることができません。
人それぞれの個性を理解し、それもその人なんだ、と揺るがない自分がいる。
そんな男になりたいものです。
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