むねじゅう日記 〔宗重商店社長ブログ〕

解体・リサイクルを中心とした問題解決型サービス業を目指す、㈱宗重商店 3代目社長の成長日記!

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テイラーの科学的管理法

前回、息抜きネタとしてサラダパンを挟んでしまいましたが(パンだけに笑)、経営者らしいマジメな投稿に戻ります。

今回はテイラーの科学的管理法について。

フレデリック・テイラー(1856-1915)は、「科学的管理の父」とよばれ、近代経営学の基礎を築いた人物です。
製鉄所に雇われたが、彼が見たものは経営者の目を盗んでは仕事を怠ける労働者の姿。
そこで、このような怠業が生じる原因は、以下の2つにあると考えました。

①自然的怠業:人間の本能として楽をしたがることから生じる怠業
②組織的怠業:経営者側に対抗すべく、職場ぐるみで行われる怠業

この2つの怠業のうち、テイラー注目したのは②組織的怠業です。

当時、大半の企業は、「単純出来高給制」を採用していたが、それが悪循環に陥った原因だと。

○労働者が懸命に働く ⇒ 出来高上昇 ⇒ 経営者が一方的に賃金を下げる ⇒ 労働者のモチベーション・意欲の低下 ⇒ あえて働かない

そこでテイラーは、生産管理や労務管理について、時間研究や動作研究を通じで「標準的な仕事量(ノルマ)」を設定し、「単純出来高給制」に代わって「差別的出来高給制」を採用し、金銭的刺激を与えるようにしました。

「標準的な仕事量(ノルマ)」を超えた労働者・・・割増賃金
「標準的な仕事量(ノルマ)」に達しない労働者・・・罰則的に低い賃金

「適切なノルマの設定」と「報酬による金銭的刺激」により、従業員のモチベーションに働きかけを行ったということです。


これは、
「企業の目的が利益の最大化」
「仕事はお金を稼ぐための手段」
だと考えられた時代に、結果(成果)ではなく労働そのものを調査・研究し、各工程ごとの作業時間や流れを管理した、現代の製造業の生産性向上&改善にもつながる革新的な管理方法だと思います。

少しドライに聞こえるかもしれませんが、
・マネージャーと作業者に分ける
・一流になる能力を「見える化」する
・マニュアル、手順を決める
・分業化による生産性の向上
・効率化の追求
など、今から150年前にテイラーが提唱した考えは、我々中小零細企業にとってはどれも耳が痛い話であります。

それは、こんなことですら全くできていないから・・。

先輩から後輩へ業務を指導していく間に次第に生産性はおろか、スピードも品質(サービス)が悪くなっていくことはよくある話。
作業の標準時間を決めておかないとこういう結果になるのは当然なのかもしれません。


しかし、この後メイヨー、レスリスバーガーによる”ホーソンの実験”により「人間はロボットではなく感情の持った人間」という対極的な考えが生まれてくるわけですが、こちらの方も次回以降お伝えしたいと思います。

最後に、テイラーの科学的管理法の原理から、
「管理の目的は労使の最大繁栄にある。そして従業員の繁栄とは、賃金だけではなく生来の能力の許す限り最高級の仕事ができることだ!」


我がむねじゅうの全社員が、テイラーが述べる”最高級の仕事”を賃金以外の報酬として考えられるのはいつになることでしょうかね・・。
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むねじゅう

Author:むねじゅう
平成19年の法人化とともに代表取締役に就任して10年が経ちました。
これまで支えて下さったあらゆる方に感謝したいと思います。

今年の個人テーマは「原点回帰」。
ここ数年忘れかけていたがむしゃらさを取り戻し、最近少し緩くなってきた社内の風土を再度引き締め直します。

そして、いつも何か面白いことをやっていると思われる会社を目指していきます。
「魅せるむねじゅう」に向かって全社一丸で邁進!

むねじゅうに関わる全ての人を幸せに。

facebookページも随時更新しています。
解体・リサイクルのむねじゅう(株式会社 宗重商店)
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