むねじゅう日記 〔宗重商店社長ブログ〕

解体・リサイクルを中心とした問題解決型サービス業を目指す、㈱宗重商店 3代目社長の成長日記!

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今月のこの1冊(5月-①)

今月は個人的な旅行記が続きましたが、その分今月もたくさんの本を読むことができています。

アウトプットが溜まると大変なんで、貯金せずに何冊かお届けしようかと思います。

まず1冊目はこちら
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「キャバ嬢の社会学」 著者 北条かや

なぜか、この本が友人の間で話題となっていたので、貸してもらって一気に読み切りました。

同志社大学を卒業し、京都大学大学院に進学した23歳の現役大学院生が自らの実体験をもとに、日本経済においてのキャバクラという存在を社会学的に分析・調査した1冊です

それまで勉学一筋で、女を売りにしないと生きていけない「キャバ嬢」という職業を、自分とは違う人種と決めつけ、哀れみ、偏見の目で見ていた著者が、潜入捜査をきっかけにいつの間にか夜の世界にハマっていくというノンフィクションのストーリーです。

今から約5年前、15~22歳の女性を対象としたアンケートで、「将来なりたい職業」の第9位に「キャバクラ嬢」がランクインしたことが大きな話題になりました。

私の記憶では、古くは財前直美主演の「お水の花道」や、加藤ローサ主演の「女帝」、最近では香里奈主演の「美咲ナンバーワン!!」など、確かに若い女性が必然的に憧れてしまうような、夜の職業を題材としたドラマの影響も大きいんでしょうか・・。

高級クラブのホステスさんの様にプロとしての経験や気遣い、心配りが必要なわけでもなく、ただ若いというだけで何の取り柄もない女の子が普通におしゃべりするだけの「キャバ嬢」を将来なりたい職業と考えるなんて、もしそれが自分の娘だったとしたら大変なことになりますね。


私が個人的に最も印象に残った表現の一つに、
「カオとカネの交換システム」
というものがありました。

オフィスで微笑む受付嬢も、ミスコン出身者ばかりの女子アナも、グラビアアイドルも、AKB48も、キャバクラ嬢も女らしさを売りにし、悔しいけれども結局は「美人はトクをするということになる。

資本主義社会において、女性は自分の持っている資源をできるだけ高く売り、その差額からより多くの利益を得た人が勝ちとなる昨今。

多くの女子はそれを分かっていて、自分の女としての価値を見定め、それを許せる範囲で対価を想定しながら売って利益を得る。

そして、「どこまでなら売れるか?」のボーダーラインは人それぞれ違い、受付嬢になって微笑むことで給料をもらうのはいいが、メイド服を来て男性客にコーヒーを提供するのはNGという人も。
メイド服まではOKでも写真を撮るのはNGという人もいる。

そのボーダーライン次第では、知らない男性とデートしてお金をもらうことも、下着を売ることもOKという人もいるかもしれません。

キャバクラ嬢はOKでも風俗はイヤという風に、結局はどこまで自分の「性」を商品にできるかという判断を女性たちは自分自身で決定しているわけなんです。

極めつけは、「アイドルとして制服姿のコスチュームで歌って踊ることと、オフィスの華となること、キャバ嬢として働くことと、援助交際することの間にはっきりとした線引きはない。」ということでした。

普通に彼氏とお付き合いしている女性においても、きっと何らかのメリットがあるからその相手に対しては全てを許し、それ以外の男性には徹底的にガードを固くする。

「男女交際(恋愛)=カラダとカネの交換」という独自の理論を語られています。

カラダを売って対価をもらう女性と、彼氏にネックレスをもらってセックスさせる一般女性とはどう違うのか?
「愛」なんてものは、「カラダとカネの交換システム」を上手く回すための言い訳に過ぎないと。


著者が実際にキャバクラ嬢となって感じたことは、「女らしさ」に加えて「若さ」&「素人らしさ」がカネになるという現実を認めざるを得なくなったそうです。

全ての女性はキャバクラ嬢になりうる可能性があり、また、この社会に生きる限りこの「カオとカネの交換システム」から逃れることはできないと書かれています。

一見、煌びやか&華やかに見える女性たちにも著者と同じように多くのコンプレックスが存在し、それと向き合い必死で「女らしさ」を作り上げている背景があるそうで・・、
「店内ではお客様の前で女らしくしているあの子もこの子も、更衣室ではガサツで言葉づかいも悪く、足も臭い。
大股で他人のかばんをまたぎ、あられもない格好でワキの臭いを嗅ぐ。」

いくらでも作り出せる「女性らしさ」と「本来の姿」。

元々は嫌悪感を抱いていたキャパクラに潜入捜査することによって、様々なコンプレックスを背負う若い女性が必死で「女」のコスプレをする「キャバ嬢」という職業に徐々に人間味を感じ、親近感を抱き出すストーリーはとても面白く、一気に読み終えることができました。


最初にこの本を買った私の友人がなぜこの本を読もうと思ったのかは分かりませんが、自分では絶対に買わない&読まないだろう本も自分の脳ミソを柔らかくし、価値観・考え方を柔軟にするために時には必要なのかもしれません。

若干男女差別的な記載もあったかもしれませんが、今回については私の個人的な意見・感情は一切入っておりませんので、万が一不快に思われる方がいらっしゃってもご容赦下さいませ。




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プロフィール

むねじゅう

Author:むねじゅう
平成19年の法人化とともに代表取締役に就任して10年が経ちました。
これまで支えて下さったあらゆる方に感謝したいと思います。

今年の個人テーマは「原点回帰」。
ここ数年忘れかけていたがむしゃらさを取り戻し、最近少し緩くなってきた社内の風土を再度引き締め直します。

そして、いつも何か面白いことをやっていると思われる会社を目指していきます。
「魅せるむねじゅう」に向かって全社一丸で邁進!

むねじゅうに関わる全ての人を幸せに。

facebookページも随時更新しています。
解体・リサイクルのむねじゅう(株式会社 宗重商店)
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