先週の土曜日、私が部会長を務めている中小企業家同友会青年部が主催した、12月特別講演会

に参加してきました。
講師としてお招きしたのは
ライフネット生命保険㈱ 代表取締役会長兼CEO
出口治明さま。

実は今年の4月にも友人有志で金沢にお招きしてご講演を頂いたことがありました。
平成24年4月12日「むねじゅう日記」
ライフネット生命セミナーより
その時の話が余りに印象的、かつ衝撃的だったことから、次回はもっと大勢の方に聞いてもらいたい

という思いから実現した企画です。

それで、毎度のごとく下手くそなアウトプット

をしようかとも思ったんですが、主催者の一人である僕の友人がとても上手なまとめをしてくれましたんで、ブログを書き始めて5年半の中で初めてなんですが、他人のアウトプットを丸々コピペしようと思います。
以下
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「タテヨコ思考」が大事。タテは時間(歴史)、ヨコは他者(他の会社、他の国等)である。夫婦別姓を基に解説すると、夫婦が同じ姓を名乗ることが日本でスタンダードになっているが、これは常識なのか? 夫婦別姓がはじまったのは明治以降である。そして、OECD加盟国34か国では法律で夫婦別姓を定めているのは日本だけである。このような事実(数字・ファクト・ロジック)で考えることで、正しい判断ができる。
イノベーションを起こすには? よく行くラーメン屋でイノベーションの成功を目にした。そのラーメン屋がオープン前に他店を研究すると、客層はほとんどが男性だった。女性が来ないなら客数は半分だ。女性がたくさん来てくれるお店を作れば勝負ができると考え、女性をターゲットにしたお店を作った。紙エプロンを配ったり、メニューは女性を意識したものにした。ラーメンはニンジンのピュレとムール貝のタレを混ぜたオリジナルスープ。人気を博し、オープン2年後にミシュランに載った。
ここで言いたい事は2つ。
イノベーションというのは、ありふれたものを組み合わせること。ニンジンのピュレもムール貝もひとつひとつはありふれたことだが、この2つを組み合わせたのがこの店のイノベーションである。
イノベーションの元は、いろんなことを知っていること。ニンジンのピュレもムール貝も、どちらも知らないことにはイノベーションを生まなかった。いろんなことを知っていることはとても大事。
人と本と旅からしか、人は学べない。人に会うこと、本を読むこと、旅に出ることからしか人間には学ぶ方法がない。旅に出るとは現場に出ること。行動が大切である。
リーダーの条件は次の3つ。
1 明確な意志
リーダーにとって大事なことは「何をしたいか?」。言い換えれば、強い想いを持っていること。
2 共感力
部下がリーダーのやりたいことに共感して初めてチームになる。
3 コミュニケーション
人を動かすには必須。ただ、リーダーシップはリーダー(個人)の属性ではない。チームで“リーダーシップ”の機能を補う。リーダーシップは機能のひとつであるという認識を持っている。
では、メンバーにとって良い環境とは、何であるか? まずは、楽しいこと。人間は楽しい時にこそパフォーマンスを発揮する。次に、自分の得意な事を誉めてくれること。これも楽しさに繋がる。あとはチャレンジできること。あの仕事をちょっとやってみたいと部下をそそのかす。これらに気を付けてチームを作っていく。
最後に、リーダーの心構えとして、3つの鏡の話をしておきたい。
一つ目の鏡(本当の鏡)
自分の顔が元気か? 明るいか? 自己チェックせよ。元気で明るく楽しくしている姿を見せる。
二つ目の鏡(歴史)
世の中は何が起こるかわからない。教材は過去にしかない。だからリーダーは歴史を勉強しないといけない
三つ目の鏡(直言してくれる人)
王様は裸ですよ、と言ってくれる者を近くに置くのが大事。以前、呼べばすぐに走ってくる部下を評価していたが、本質を見誤っていた。自分の出世を当てにしたゴマすりだった。忙しい上司は部下がなかなか見えない
リーダーシップの要諦は以下の3点である。
・リーダーシップを組織の機能として捉える
・人を使うときは気持ちよく働いてもらうことを意識する
・リーダーは3つの鏡を常に持っているように
では、自分はどういった会社を経営しているか?
ある時、20代の貧困をみて危機感を持った。生命保険を通じて子供を安心して育てられる世の中を実現することを理念にし、会社を作った。
自社の保険は「缶ビールのビジネスモデル」であると言っている。居酒屋に行くとビールは家賃や人件費を計上した価格になるが、ライフネットの商品はこの家賃や人件費をできるだけ抑え缶ビールに近い値段で提供している仕組み。
ネットだけで生保を販売する会社は今までなかった。生保とネットを組み合わせてイノベーションが生まれた。なぜ、今までなかったのか? 契約期間が長いから、企業の信頼性が重要になるからだ。人間ができることは変化に対応する事だけである。変化を見極めて、喜ばれる経営をしていきたい。
講演後にいくつか質疑応答があり、特に印象的だったのは「恋愛と仕事のどちらが大事」という質問(資料にこの記載があったのだが、講演では触れられなかった)。出口さんからは即答で「恋愛である」と。人生のうち仕事をしている時間は3割である。従って、残りの7割の方が大切に決まっている。仕事をその程度のものだと思えば、仕事で悩むこともなくなり、楽しくなるはずだ。
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何回読んでも素晴らしいですね


その後、会場を移しての懇親会も大変盛り上がりました

ちなみにこのアウトプットをした僕の友人が書いてるブログです
今日の独り言 by 高柳俊也
職業的にも人間的にもそうなんですが、大変頭のいいヤツなんで、興味のある方は是非のぞいてみて下さいね
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